ペヤチェヴィチ :子守唄 変ロ長調 Op.20
Pejačević, Dora:Berceuse B-Dur Op.20
解説 : 西井 葉子 (314文字)
1906年、21歳頃の作品。《思い出》Op. 24とともに2曲まとめて、ドレスデンのH.ボック(H.Bock)により《ピアノ作品(Kompositionen für Klavier)》というドイツ語のタイトルで出版されており(出版年不詳)、ドラの甥のニコラ・ペヤチェヴィッチ伯爵に献呈されている。また、1907年ブダペストで、ドラ自身により初演されている。12歳の時の最初の子守歌と比べると、ずいぶん頻繁に転調し、和声的な変化に富んだ作品となっている。
子守唄
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