二部形式である。

a (1から8小節)

b (9から14小節)

コーダ（15から22小節）

主調はト長調。主題は冒頭４小節。４から８小節では平行調ホ短調に転調しているが、１から４小節を反復している。b楽節から、主調に戻り、それまで下行進行していた旋律が上行していく。15小節から主題のモティーフを4小節単位に2回展開する。和声的には15から18小節はⅢ調の属和音で、その後19から22小節は主和音Ⅰによって和声解決される。こうした一連の動きを表現するためには、18小節でフェルマータはあるものの、そこでフレーズを閉じずに次の小節を意識した表現を考えたい。