リスト :ハンガリー狂詩曲 第11番 S.244/11 イ短調
Liszt, Franz:Ungarische rhapsodie No.11 a-moll S.244/11
解説 : 岡田 安樹浩 (248文字)
第11番 イ短調
ツィムバロムを模したトレモロの音型に始まる(第10番同様quasi zimbaloの指示)。楽曲構成は緩やかな前半(Lento a capriccioイ短調-Andante sostenutoイ長調)と急速な後半(Vivace assai嬰へ短調-Prestissimo嬰ヘ長調)からなる2部構成である。前半部分では細かい音価による即興風の音楽が繰り広げられるが、装飾音符での記譜は避けられており、32分音符や64分音符などの細かな音価で記譜されている。
フェリ・オルチ男爵に献呈。
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