ヘンデル :パルティータ(組曲) 前奏曲 HWV444

Händel, Georg Friedrich:Partita(Suite) Prelude HWV444

作品概要

楽曲ID:30346
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:0分50秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (382文字)

更新日:2024年9月16日
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このプレリュードで考慮するべきは、テンポです。アルペジオの記述がありますが、このアルペジオの速度によってもテンポが変わってきます。あまりゆっくりすぎても次の音との矛盾が生じますし、速すぎても和音の変化に耳がついて行けません。2拍子ですが、4分音符=30前後で良いと思います。曲は半壊的進行も見られますので、楽観的なムードではなく、ある種の悲しみと感じても良いと思います。

このプレリュードには多くの掛留音があります。この掛留音は強調されるべきであり、この掛留音の後は解決音ですので、掛留音よりも小さくしてください。

その場所は;

1小節目 2拍目 右手G

2小節目 2拍目 右手F

3小節目 2拍目 右手B

6小節目 1拍目 右手DとF 左手D 2拍目右手C

7小節目 1拍目 右手B

です。奏者は5~6小節間をピークポイントとして、ここに向かい、ここから徐々に衰退してください。

執筆者: 大井 和郎
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