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ヘンデル :組曲 アルマンド HWV445

Händel, Georg Friedrich:Suite Allemande HWV445

作品概要

楽曲ID:30365
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:アルマンド
総演奏時間:5分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (420文字)

更新日:2024年9月16日
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ヘンデル独特の、「心地よいしつこさ」を感じることのできるアルマンドです。決して深刻な雰囲気ではないと筆者は感じておりますが、その辺りは奏者の判断に委ねます。

前半、c-moll、Es-dur、g-mollの3つの調で構成されています。8小節目でEs-durのカデンツ(終止形)になり、16小節目で、g-mollのピカルディー終止となります。3つの調のそれぞれの音質・雰囲気を異らせるように演奏してください。

後半、c-mollのドミナントから始まるようにも感じられます。目まぐるしくシークエンスもあり、またf-mollの予感もさせ、B-durの予感もさせ、g-mollの予感もさせ、30小節目、c-mollのナポリ6と分析し、そのままc-mollで終わります。

後半は、これらの調に完全に転調したとは言えないかもしれませんが、例えば17~18小節間、の表情と、19~20小節間の表情を異らせるように、とにかく平坦にならないように演奏してください。

執筆者: 大井 和郎
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