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ヘンデル :組曲 前奏曲とフーガ HWV443

Händel, Georg Friedrich:Suite Prelude and Fugue HWV443

作品概要

楽曲ID:30368
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲とフーガ
総演奏時間:3分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (485文字)

更新日:2024年9月16日
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プレリュードの中に、プレリュードとフーガの部分がある珍しいプレリュードです。1~32小節間をプレリュードとします。32~85小節間をフーガとします。プレリュードで注意する点はとにかく声部の独立です。特にソプラノとアルトの独立が重要です。10~12小節間のト音記号部分のように、ソプラノとアルトはかなり近い位置での掛け合いになります。伸びている4分音符が、反対側の16分音符にお互い消されることが無いようにしたいところなのですが、ソプラノを優先して下さい。アルトを控えめにすることで、声部が独立します。3声がそれぞれ異なった音質になるように工夫してみて下さい。

フーガはとても楽天的で楽しいフーガと考えます。時折重厚な和音が出てきますが、このような部分をピークポイントと考え、ここに向かう方向性を付けてみて下さい。例えば51小節目など、バスはかなり低い音にあり、右手は重厚な和音になっていますので、このような部分はフォルテと考えるのが自然です。このフーガでのピークポイントを決め、そこに向かってテンションを高める、そこから徐々に衰退する強弱の自然なラインを作ってみて下さ

い。

執筆者: 大井 和郎
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