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ヘンデル :組曲 クーラント HWV 443

Händel, Georg Friedrich:Suite Courante HWV 443

作品概要

楽曲ID:30370
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:クーラント
総演奏時間:1分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (431文字)

更新日:2024年9月16日
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ピークポイントが数カ所あり、そこに向かう方向性が欲しいクーラントです。調性はC-dur、G-dur、a-moll、C-durの流れになりますが、まずは前半を見てみましょう。前半は、C-durとG-durの2つの調から構成されます。

大人しめのC-durよりは、G-durの方がテンションが高いと考えます(1つの考え方に過ぎません)。

C-durは、6小節目の1拍目が終止と考え、ここからG-durと考えます。ソプラノラインは、7小節目D、8小節目C、9小節目H、10小節目Aまで下行すると考え、そこから10~11小節間、上行形シークエンスと考え、12小節目でピークポイントであるGに達します。

後半は、20小節目までa-mollですが、このa-mollという調をどのように捉えるか(感じるか)は奏者に委ねられます。後のC-durでは、25小節目ソプラノのAをピークポイントとして向かって行きますので、a-mollは幾分大人しめでもスムーズに曲を進ませることが出来ます。

執筆者: 大井 和郎
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