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ヘンデル :組曲 シャコンヌ HWV 453

Händel, Georg Friedrich:Suite Chaconne HWV 453

作品概要

楽曲ID:30389
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:シャコンヌ
総演奏時間:3分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (462文字)

更新日:2024年10月17日
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多くの工夫によって様々な演奏となり得るシャコンヌですが、シャコンヌそのものが荘重な曲であるため、スタッカート等を用いて軽快にしてしまっては台無しです。重々しいリズムでゆっくり進む事を推奨します。そうすると、4分音符の低音は、ペダルでレガートに繋いでも良いと思います。ペダルを使用しないと、縦割りになり、多少硬く聞こえます。この辺りは奏者の好みではあります。

基本的にはg-mollとB-durの掛け合いですので、この2つの調のコントラストを付けることが基本です。筆者であればB-durの音質は柔らかく弾くと思います。

途中で16分音符が出てきますが、これは、低音が5度で進行するシークエンスと見なして良いですので、2小節単位で進むと考え、方向性や、和声感を考え、平坦にならないようにして下さい。

78小節目から最後までは、同じフレーズ(テーマ)が2回繰り返されます(厳密には異なりますが、同じテーマと見なします)。この間のダイナミックは、終わりに近づくほど音量を上げても良いかもしれません。ドラマティックなエンディングになります。

執筆者: 大井 和郎
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