ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第2集から) アルマンド HWV 440

Händel, Georg Friedrich:Suite Allemande HWV 440

作品概要

楽曲ID:30398
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:アルマンド
総演奏時間:2分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (421文字)

更新日:2024年8月18日
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左手の伴奏形や、右手のペダルポイントを使った音形を見ると、多少躍動的に進んで良いアルマンドだと思います。同意された場合、左手の8分音符は基本的にスタッカートで短く切ってしまう方が、レガートで進むより理に適っています。

曲は基本、楽天的で明るく、穏やかに進ませます。後半、g-mollやc-mollに転調しますが、この場合も決して深刻にはなりません。曲は2声、または3声で進みます。3声になるとき、ポリフォニー的に進むと言うよりは、和音の一部として足されるような役割を果たしてきましたが(例:16小節目、右手)、17小節目に至って、完全な3声となります。それは左手のテノールの部分が出てくるためです。大変印象的な美しい部分ですので、この場合、テノールを優先し、バスを控えるようにします。なぜなら、バスは拍の表にあるために、バスの方を大きくすることで拍を刻み、音楽が縦割りとなってしまいます。それを避けるためにテノールをよく聴くように弾いて下さい。

執筆者: 大井 和郎
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