ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第2集から) エア(アリア) HWV 441

Händel, Georg Friedrich:Suite Air HWV 441

作品概要

楽曲ID:30451
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:1分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (390文字)

更新日:2024年9月16日
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ヘンデルが、普通のポリフォニーの曲の途中でオクターヴや和音を突然書く時は、単純にその辺りの音量は大きいと理解してほぼ間違いないと思います。このエアでも、3小節目と4小節目にオクターヴが出てきますが、もしかしたらアンサンブルを意識しているのかも知れません。

そうすると、1~2小節間に対して3~4小節間の楽器の編成が異なることになりますので、同じマナーのまま、5~6小節間と7~8小節間の音量を対比させても構いません。

後半、再びオクターヴや和音が出てきます。加えて、長いシークエンスも出てきます。筆者独自の解釈になりますが、12小節目4拍目より、14小節目4拍目のピークポイントを目指して、方向性を持って進んでください。このピークポイントを過ぎた後は、なだらかに15~16小節間ディミヌエンドをかけ、G-durの主題(17小節目)に戻るようにします。多彩な音質

が、曲を魅力的にします。

執筆者: 大井 和郎

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