ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第2集から) メヌエット HWV 441

Händel, Georg Friedrich:Suite Minuet HWV 441

作品概要

楽曲ID:30452
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:メヌエット
総演奏時間:2分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (401文字)

更新日:2024年9月16日
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通常のメヌエットよりは若干テンポを速くした方が、間延びせずに音楽を進めることが出来ます。しかしながら、6小節目に書かれているような、長いトリルが十分に入れられる余裕のあるテンポとします。

前半には最高音が2つあり、17小節目のHと、23小節目のHで、どちらも同じ高さですが、19~26小節間は、このメヌエットで唯一、左手のオクターブが単音となる小節間です。アンサンブル的な視点から見ても、19~26小節間は、音量を弱くする方が理に適います。この結論から言えば、17小節目を前半のピークポイントとして良いでしょう。

この最高音Hは、後半46~48小節間にも登場し、この場合、ハーモニックシークエンスの上行形でテンションが上がるところですので、音量を上げても勿論良いのですが、後半には91小節目に更なる最高音Dが出てきます。この場合も上行形シークエンスで到達するDですので、ここを後半のピークポイントとします。

執筆者: 大井 和郎
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