ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ 第13番 第2楽章 Op.27-1
Beethoven, Ludwig van : Sonate für Klavier Nr.13 "Sonata quasi una fantasia" 2.Allegro molto e vivace
作品概要
解説 (1)
解説 : 齊藤 紀子
(169 文字)
更新日:2019年2月16日
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解説 : 齊藤 紀子 (169 文字)
更新日:2019年2月16日
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第2楽章のアレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェは4分の3拍子のハ短調で、前楽章と同じく3部形式による。この楽章はスケルツォの雰囲気を備えており、中間部では主調の第6音上の変イ長調に転じる。近親調以外への転調というこの点は、このソナタ全体がアタッカで奏されることと共に、ロマン派の傾向を先取りするベートーヴェンの姿を映し出しているといえる。
執筆者:
齊藤 紀子