ハイドン :ソナタ 第16番 第2楽章 Hob.XVI:14

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.16 Mov.2 Menuet - Trio

作品概要

楽曲ID:32149
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:3分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用6 応用7 発展1

楽譜情報:6件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (437文字)

更新日:2025年1月26日
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まずはメヌエットのテンポで弾きたい曲ですので、あまりテンポを速すぎる設定にしないように、ある程度余裕を持たせて下さい。確かに速い方が弾きやすいとは思いますが、メヌエットである事を忘れないようにします。

この第2楽章は、1小節単位、2小節単位、等で、繰り返しが多い楽章となっています。例えば5小節目と6小節目、9~10小節間と11~12小節間、等、 多くの繰り返しがあります。それら、同じパッセージを同じように弾かないようにする事は明らかですので、音量や音質で変化させるようにします。

メヌエットセクションは、完全なる2声で、例外はありません。しかしながら、声部同士が混同されて聞こえてしまうようなことは無く、その点は安心です。トリオセクションは、弦楽4重奏を意識しているアンサンブルの要素が観られます。やはり繰り返しには気を配りますが、テンションはメヌエットよりも、よほど高く上がります。繰り返しと同様に、シークエンスも意識 して、ピークポイントに向かう方向性を持たせて下さい。

執筆者: 大井 和郎