ハイドン :ソナタ 第29番 第2楽章 Hob.XVI:45 op.54-2

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.29 Mov.2 Andante

作品概要

楽曲ID:32175
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:6分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:5件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (417文字)

更新日:2025年1月26日
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劇的要素の強い第2楽章です。A-B-A で Aはアリアと考えます。2重唱と考えられる部分もあることはあるのですが、基本的には女性歌手+オーケストラと考え、右手のメロディーライン以外は伴奏形と考えます。

ムードは楽観的ですが、その中に美しさがある楽章です。若干タイミングを崩しても、たっぷり歌い上げる事を念頭において仕上げてみてください。

続いてBセクション、2重唱と考えます。実際、29~40小節間、2声のみで進行します。どちらの声部も重要と考えますので、両声部を独立させて、一方だけが優先されないようにしてください。

このBセクションのピークポイントは、46~47小節間辺りと考えますので、2重唱にオーケストラが加わり始め(41小節目以降)、徐々にテンションが高くなり、感情の強くなる一面に達します。48小節目がBセクションの最後と考え、49小節目から再びAセクションと考えます。

決して急がず、たっぷり歌うことを考えて演奏してみて下さい。

執筆者: 大井 和郎
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