ハイドン :ソナタ 第55番 第2楽章 Hob.XVI:41 op.37-2

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.55  Mov.2 Allegro di molto

作品概要

楽曲ID:32241
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分50秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展2 発展3 発展4 発展5

楽譜情報:7件
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解説 (1)

解説 : 大井 和郎 (517文字)

更新日:2025年4月3日
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この第2楽章を弾くヒントとしては、「とにかく軽く」 という一言に尽き

ると思います。Alegro di molto というテンポマーキングで2拍子ですの

で、かなり速いテンポで軽快に弾きたいところですが、テンポの問題では無

く、曲全体が重たくなってしまう要因がいくつかあります。

1つは、スタッカートの長さの問題です。曲中多く出てくるスタッカートは

可能な限り短く弾くようにして下さい。そのためには鍵盤の奥深くまで打鍵

をせず、音量を上げず、ハーフタッチ位で可能な限りスタッカートを短くし

ます。これを意識してみてください。

もう1つは、親指の問題です。例えば54小節目から始まる右手のパッセージ

は、1の指が下のFを弾いて、その上の音階的なメロディーラインは54の指

が担当するはずです。この際に、上の音を弾く指が弱かったら、下の1の指

が弾いているFが自然と大きく聞こえるはずです。上の音を担当する、4とか

5の指を鍛えておき、十分に鳴らせるだけの力を付けて、その上で、1の指の

音量を可能な限り抑えるようにします。つまりは、上の音だけを聴かせたい

ところなのですが、下のFが目立ってしまうと、曲はこれだけで重たくなり

ます。この問題も意識してみてください。

執筆者: 大井 和郎