close

ハイドン :ソナタ 第59番 第2楽章 Hob.XVI:49 op.66

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.59 Mov.2 Adagio e cantabile

作品概要

楽曲ID:32250
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:8分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展4 発展5 展開1 展開2 展開3

楽譜情報:8件
  • クリックして画像を開く
  • tab

解説 (2)

解説 : 大井 和郎 (577文字)

更新日:2025年5月30日
[開く]

スケールのかなり大きな第2楽章です。ドラマティックな演奏をするためには、強弱の幅を広く取らなければならなく、音量を抑え気味にしすぎないように注意して下さい。

基本的には、この第2楽章をオペラの1シーンと考え、ソプラノ歌手が歌っている情景を想像し、それを真似るように演奏します。このような、歌を真似て演奏する際の注意すべき点としては、機械的にならない事。ではどのようにすれば機械的にならないかというと、メトロノームから少し遠ざかり、自由に即興的に歌の部分を歌い上げるようにします。つまりは、歌手優先として、オーケストラがそれをフォローするように演奏します。

b-mollの中間部は流石にそれができません。理由は6連符が途切れない事=ピークポイントに向かう部分であるため、常に前へ前へ音楽を進ませなければならなく、テンションを保ち続ければならないからです。しかし再びAセクションが戻ってきたら、同じように歌として自由に歌い上げてください。そこに書かれてある、12連符、13連符とか、32分音符、等は、必ずしもカウント通りで無くても良く、即興的に、歌手のグリスアンドのように弾いて下さい。

執筆者: 大井 和郎

解説 : 齊藤 紀子 (177文字)

更新日:2020年2月9日
[開く]