作品概要
出版年:1837年
初出版社:Hofmeister
献呈先:Sa majesté Louis, Roi de Bavière
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:練習曲
総演奏時間:29分20秒
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (1)
総説 : 上田 泰史
(442 文字)
更新日:2011年5月13日
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総説 : 上田 泰史 (442 文字)
ヘンゼルトの作品中おそらく最もよく知られている曲集で、20世紀に入っても特に第6番「もし鳥になれたら君の所へ飛んでゆくのに」はアンコールピースとして多くのピアニストたちに愛奏されていた。かつてラフマニノフ(1873~1843)もこの曲を録音したことがある。キストナー社から出版されたドイツ初版には各曲に詩的なフランス語のタイトルが付けられており、それぞれの作品の雰囲気を言い表している。しかし、ルモワーヌ社のフランス初版には標題は存在せず、これらが作曲家の意図によるのか出版社の意図によるのかは定かでない。練習曲の書法としては特定のリズム・パターンを繰り返す「ショパン型」に分類されるが、彫琢の凝らされた旋律は独特の情緒を醸し出す。演奏技巧は決して穏健ではなく、2オクターヴを越える分散和音の連続(第1番)、同音連打とオクターヴの組み合わせ(第9番)など1838年の練習曲としてはかなりの野心作である。若きヘンゼルトの勉学に援助を惜しまなかったバイエルン国王に、感謝の意を表して献呈。
楽章等 (12)
私のことを少しでも想ってください、私はいつも貴方のことを想っています! Op.2-2
調:変ニ長調 総演奏時間:2分40秒
もしも私が小鳥なら、あなたのところへ飛んで行きたい Op.2-6
調:嬰ヘ短調 総演奏時間:1分50秒
たくさんのため息、想い出、不安だ、ああ!心臓が私を打つ Op.2-12
調:変ロ短調 総演奏時間:2分40秒
編曲・関連曲(1) <表示する>
ヘンゼルト: ヘンゼルトの《もしも私が小鳥なら》Op. 2-6 への第2ピアノ
総演奏時間:2分00秒
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