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ハイドン :ピアノ・ソナタ 第2楽章 Hob.XVI:15

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Menuet

作品概要

楽曲ID:38263
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分40秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 大井 和郎 (498文字)

更新日:2025年5月30日
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ほぼ2声で進行する第2楽章です。2声が故に、音楽的な表現も難しくなります。ポリフォニー的に書いてあるものの、どちらがメロディーラインかと言えば、右手が重要なメロディーラインであることは明らかなので、まず、1つとしては、メロディーラインと伴奏部分のバランスの問題が決め手になります。常に、メロディーラインは際立たせ、伴奏部分は控えめに弾きます。

次に気をつける事は連打音の問題です。7小節目右手の様に、同じ音が3回続くパターンは他にも出てきますし、左手にも出てきます。この同じ音が来たときには特に、アーティキュレーションが重たくならないようにして、音量をかなり控えめにすることで重さを避ける事が出来ます。

トリオセクションでも、この3つの音が同じ音の小節は4小節以上出てきます。

この第2楽章全体が軽快なメヌエットであって、やはりこれも第1楽章と同様に、深刻な要素は全くありません。如何に楽しく軽やかに聴かせるかが鍵となります。

執筆者: 大井 和郎
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