作品概要
楽曲ID:
45308
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:1分30秒
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:応用5 応用6 応用7 発展1
楽譜情報:1件解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(536 文字)
更新日:2025年7月21日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (536 文字)
更新日:2025年7月21日
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この曲を演奏する上で最も大切なことは、アパッショナート(appasionato)で弾かれているか否か に尽きます。アパッショナートとは、情熱的に激しくという意味です。従って、この曲をそつなく、平和に弾くことは、曲そのもののムードを台無しにします。冒頭表記には、Allegro appasionatoと書いてあり、con fuoco から始まります。フォルテのセクションはもちろん、pやppの部分においても、テンションの高い緊張感を出さなければなりません。pやppの部分で安らぐような曲ではありません。
そのような、アパッショナートの表現には、多少乱暴で打楽器的な音質も、時には必要になります。例えば、11小節目から始まる左手の連打は、先に進むと共に緊張感が増幅し、21小節目のフォルテに達したとき、左右の手の距離が離れている場所では、聴いている人達を極限まで圧迫しなければなりません。
聴いている人達にピリピリとした空気を伝え、圧迫感を与えるためにはどのような演奏をすれば良いのか、考えてみましょう。
執筆者:
大井 和郎
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楽譜
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全音ピアノライブラリー 湯山昭 ピアノ小品集
(株)全音楽譜出版社
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