グルリット, コルネリウス : 20のやさしい小品集 12.ワルツ Op.155-12
Gurlitt, Cornelius : 20 leichte liebliche Klavierstucke 12.Valse Op.155-12
作品概要
楽曲ID:
49950
楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:ワルツ
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (1)
解説 : 熊本 陵平
(374 文字)
更新日:2025年7月21日
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解説 : 熊本 陵平 (374 文字)
更新日:2025年7月21日
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主調はト長調、二部形式である。
A[a(1から16小節)+a1(17から32小節)]
B[b(33から48小節)+a1(49から64小節)]
いかにもワルツらしい旋回する動きが連想される作品である。それは主題モティーフ、3から4小節の旋律にあるような小節線を跨いで経過音を経て上行したかと思うと、6度跳躍下行し、やがて5小節から次第に上行して7から8小節では3-4小節よりも2度高くモティーフが反復されることで表現されている。つまりは1小節ごとに3拍子を表現するものではなく、ワルツらしく大きな横の流れを意識したい。
楽節Bでは前半に属調ニ長調に転調する。bではAの動きと違って上声の付点二分音符は4小節に渡ってタイで繋がれ、内声に旋律が配置されている。このことにより穏やかな雰囲気が主体の楽節だと捉えることができる。49小節から主題が再現され終結をみる。
執筆者:
熊本 陵平
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グルリット 20のやさしい小品集 作品155 GURLITT
(株)全音楽譜出版社
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