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グルリット, コルネリウス : 20のやさしい小品集 13.スケルツォ Op.155-13

Gurlitt, Cornelius : 20 leichte liebliche Klavierstucke 13.Scherzo Op.155-13

作品概要

楽曲ID: 49951
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:スケルツォ
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 熊本 陵平 (317 文字)

更新日:2025年7月21日
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主調はト長調、三部形式である。

A[a(1から8小節)+b(9から16小節)]

B[c(17から24小節)+c1(25から34小節)]

A[a(35から42小節)+b(43から50小節)]

楽節Aにおいては16分音符の滑らかな上下行により急速なテンポで展開される。無窮動であり、長調の明るい雰囲気の中で活発に展開される。

楽節Bでは平行調のホ短調へ転調。4つの16分音符(2重刺繍音を含んだ音形)と1つの8分音符によって構成される性格的モティーフを軸において展開される。33から。34小節のc音は主調ト長調における属7和音の第7音であり、この音を置くことによって主調に戻ったことを知らせてくれる。35小節から主題が再現され、やがて終結を迎える。

執筆者: 熊本 陵平
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