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ハスリンガー, トビアス : ソナチネ 第1楽章 アレグロ・ノン・タント

Haslinger, Tobias : Sonatine 1. Allegro non tanto

作品概要

楽曲ID: 50415
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナチネ
総演奏時間:1分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:基礎5 応用1 応用2 応用3

楽譜情報:3件

解説 (1)

解説 : 熊本 陵平 (420 文字)

更新日:2025年7月21日
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主調はハ長調。三部形式である。

A主題提示部[a(1から4小節)+a1(5から8小節)]

B展開部[b(9から12小節)+b1(13から16小節)+移行(16から20小節)]

A1再現部[a(21から24小節)+a1(25から28小節)]

コーダ(30から34小節)

主題は分散和音線のリズミカルなモティーフと滑らかな順次進行のモティーフによって構成されている。第二主題は持たないが、こうした2つの異なるモティーフの対比表現がソナタ形式における第一と第二主題の対比表現を連想させる。

展開部ではト長調に転調。13から14小節の左手は9から10小節の右手メロディを模倣しており、多声的構造となっている。

再現部では提示部がほぼそのまま再現されているが前打音に装飾されるなどの細かな変化は見られる。24小節はその変化のためスラーが無いが、それでもフレーズの動きは変わらないので4小節のようにラソファの3つの四分音符は次の楽節のアウフタクトのつもりで弾きたい。

執筆者: 熊本 陵平

楽譜

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