ラヴェル : 高雅で感傷的なワルツ かなりゆるやかに ト短調
Ravel, Maurice : Valses nobles et sentimentales Assez lent g-moll
作品概要
楽曲ID:51946
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ワルツ
総演奏時間:2分03秒
著作権:パブリック・ドメイン
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ワルツ
総演奏時間:2分03秒
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (1)
解説 : 魚住 恵
(322 文字)
更新日:2022年7月7日
[開く]
解説 : 魚住 恵 (322 文字)
更新日:2022年7月7日
[開く]
Assez lent – avec une expression intense 「じゅうぶんに遅く-表情を強めに表わして」。♩=104。A. 1-32小節、Aʹ. 33-64小節の2部形式。
基本の調性はト短調で、第1ワルツの同主短調となる。前曲と違ってもの憂げな雰囲気が漂う。本来ト短調の導音であるfisをfに下げるなど、旋法的な響きとしている部分が多い事を意識して奏すること。
25-28小節は変ホ長調を想起させ、その直前の非調的で緊張感のある部分とは対照的である。従って緊張感を緩めるため脱力して楽に揺れを感じると「un peu plus lent et rubato もう少し遅めに、ルバートをかけて」の指示と一致する演奏になるだろう。
執筆者:
魚住 恵
ピティナ&提携チャンネル動画(2件)
楽譜
楽譜一覧 (1)

作品集第1巻(ソロ)ソナチネ/夜のガスパール/優雅で感傷的なワルツ/クープランの墓
(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス