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ラヴェル :高雅で感傷的なワルツ ほとんどレントの速さで ホ長調

Ravel, Maurice:Valses nobles et sentimentales Presque lent E-Dur

作品概要

楽曲ID:51949
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ワルツ
総演奏時間:1分15秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 魚住 恵 (304文字)

更新日:2022年7月7日
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Presque lent – dans un sentiment intime「殆どレントで。心の奥で感じて。」♩=96。A.1-8小節、B.9-24小節、Aʹ.25-32小節の3部形式。

 p、pp、pppの中で奏される半音の変化が繊細さを醸し出すワルツ。このワルツにも8音音階が用いられている部分がある。また非調的な部分と様々な調を想起させる部分が交替で現れるという特徴があり、例えば冒頭の非調性的な部分はEdurに解決する部分に引っ張られるように感じながら奏すると、ゆったりとしたテンポであっても4小節で一つのスラー記号のとおりに演奏出来る。全体を通して注意深い聴き方と軽やかなタッチが必要な曲であろう。

執筆者: 魚住 恵

楽譜

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