ラヴェル :マ・メール・ロワ 妖精の園 ハ長調
Ravel, Maurice:Ma mère l'oye "Le jardin féerique" C-Dur
解説 : 白石 悠里子 (238文字)
第5曲 〈妖精の園〉
遅く厳かに、ハ長調、4分の3拍子。
冒頭(第1-第22小節)では夜明けとともに王子が登場して王女を見つけるまでが、徐々に上行する音で表される。続く両手のアルペッジョで始まる部分(第23-第50小節)は王女の目覚めの場面と人々が集う場面が描かれ、大団円に向けて緊張が高まっていく。仙女が王子と王女を祝福する最後の部分(第51-第55小節)は、グリッサンドによって堂々と煌びやかに描写されるが、ピアノ独奏では指使いやペダリングにおいて工夫が必要になる箇所である。
マ・メール・ロワ 5. 妖精の園
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