三部形式である。
序奏(1から4小節)+a(5から12小節)+b(13から20小節)+a(21から28小節)+コーダ(29から32小節)
序奏は2つの異なるモティーフによって構成されており、3つのスタッカートがついた完全5度(空虚5度)の四分音である1から2小節にかけてのモティーフ1と、順次進行のレガートによる四分音符の単音で構成されている3から4小節のモティーフ2は対照的な性質を持つ。
aとb楽節はこの序奏のモティーフがそれぞれ展開した楽節と捉えることができる。
a楽節はモティーフ2の性質を引き継いで、滑らかなで軽やか、そして音域にあまり変化がない穏やかな楽節である。それに対してb楽節ではモティーフ2から引き継いだ四分音符のスタッカートのモティーフを展開して、p(ピアノ)からクレシェンドしてf(フォルテ)になるなど、より活発でドラマチックな表情となっている。
こうした楽節の構成、性質の変化を表現することによって、よりメリハリのついた表現が望めると考える。