バッハ :第21番 前奏曲とフーガ 第21番 フーガ BWV 866 変ロ長調

Bach, Johann Sebastian:Prelude und Fuge Nr.21 Fuge Nr.21 B-Dur

作品概要

楽曲ID:62174
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:2分10秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2024:D級級

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:2件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (483文字)

更新日:2023年7月17日
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このフーガのムードは、楽天的で、楽しさを表現するフーガです。3~4小節間の16分音符が楽しさを表します。よって、このフーガを演奏するとき、あまりにも遅いテンポで、16分音符が16分音符に聞こえづらい位遅くしてしまうとせっかくの楽しさも無くなり、ただ重くしつこいフーガになってしまいます。故にテンポ設定は気をつけます。

次にアーティキュレーションですが、1小節目のテーマの、8分音符6つ分のアーティキュレーションをどのようなアーティキュレーションにするかでもムードは変わってきます。

勿論最初5つの8分音符を全部スタッカートにして、最後の8分音符(1~2小節間の例で例えると2小節目のC)だけを次の16分音符まで繋げる方法もあります。または、6つの8分音符を全てレガートにする可能性も考えられますが、曲のムードから言うと、少し軽快さが欲しいところですので、これはあまりお勧めしません。

または最初の3つの8分音符をレガート、次の2つをスタッカート、次の1つをレガート。

または最初の4つの8分音符をスタッカート、次の2つをレガート、等など、いろいろな可能性を考えてみて下さい。

執筆者: 大井 和郎
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