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グルリット, コルネリウス : 24の調による練習曲 18. 嘆き Op.201 No.18 ヘ短調

Gurlitt, Cornelius : 24 Melodische Etüden Lament f-moll Op.201 No.18

作品概要

楽曲ID: 64749
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 熊本 陵平 (293 文字)

更新日:2025年7月21日
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主調はヘ短調。全体の構成としては主題と変奏になっており、それぞれ主題と変奏共に二部形式となっている。

主題:

A[a(1から4小節)+a1(5から8小節)]

B[b(9から12小節)+c(13から16小節)]

変奏:

A1[a2(17から20小節)+a3(21から24小節)]

B1[b1(25から28小節)+c1(29から32小節)]

主題は属和音による不完全カデンツから始まる。8小節の悲しい旋律の後、9小節から楽節Bで、平行調の変ホ長調に部分転調してつかの間の明るさを得るが、13小節から主調へ戻り悲しげに終結する。

17小節からは変奏であり、16分音符によって動きが活発な進行へと変わっている。

執筆者: 熊本 陵平
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