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パーセル :メヌエット ZD 225

Purcell, Henry:Minuet ZD 225

作品概要

楽曲ID:67180
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:メヌエット
総演奏時間:0分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2025:B級

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用2 応用3 応用4 応用5

楽譜情報:2件

解説 (1)

解説 : 大井 和郎 (568文字)

更新日:2025年5月30日
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曲はe-mollですが、G-durに転調します。そして再びe-mollに戻ります。奏者は、この、e-mollG-durの対比を如何にするか が、この曲の演奏を大きく変えます。

筆者にとっては、e-mollはテンションの高い、厳しい調と感じられますので、例えば、冒頭4小節、e-mollのセクションを割とフォルテで弾き、58小節間、G-durのセクションは、柔らかい音で、カラーを変えます。912小節間、G-durが続きますので、音質は柔らかいままで演奏しますが、12小節目のDisが、e-mollの導音となりますので、このDisに向かうようにします。

そして13〜16小節間、e-mollが戻ってきますので、再びフォルテで冒頭の雰囲気に戻すようにします。

G-durのセクションでは、7小節目のトリルを長めにすることや、10小節目の装飾音等を軽やかに弾くことで、更なるカラーの変化を出す事ができます。

e-mollのセクションでは、メヌエット(舞曲)と言うよりは、ある種の威厳を感じて弾くようにしても良いでしょう。最後2小節は少しテンポを落としても良いでしょう。

執筆者: 大井 和郎

楽譜

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