プレイエル/ソナチネ第2番第1楽章

主調はニ長調、三部形式である。

A 主題提示部(1から8小節)

B 展開部(9から16小節)

A 再現部(17から24小節)

A楽節では右手が旋律、左手はアルベルティバスなどの和声音による伴奏形により進行する。旋律の特徴としては和声音が中心となっていて最初に四分音符、次に同音の八分音符から3度上へ跳躍するモティーフが前半で後半は付点リズムや16分音符と八分音符によってよりリズム的要素が含まれた、二部構成となっている。

B楽節では属調イ長調に転調。前半4小節は左右並行進行によって旋律が強調され、より発音が明確な歯切れの良い表情が期待できる。後半は左手が四分音符単音での同音による伴奏によってリズミカルに前進するような動きが見られ、イ長調で終止する。半音階杏進行によってgis音からg音へ変化し主調へ戻る。