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オーリック : 小組曲

Auric, Georges : Petite Suite

作品概要

楽曲ID:6824
作曲年:1927年 
出版年:1928年
初出版社:Heugel
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
著作権:保護期間中

解説 (2)

総説 : 平野 貴俊 (352 文字)

更新日:2015年4月27日
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1927年の春から秋にかけて作曲され、1928年3月5日、パリのサル・プレイエルで作曲家自身によって初演された。古い時代の舞踏による組曲という点で、8年後に書かれたプーランクのピアノ曲《フランス組曲》と共通する(《フランス組曲》はもともと劇《マルゴ》の第2部のための音楽であったが、その第1部を作曲したのはオーリックである)。初演を聴いた批評家のアンドレ・シェフネルは、本作品はボロディンのピアノ曲《小組曲》のフランス版ともいうべき作品であると述べている。またオーリックによれば、第2曲と第3曲は16世紀のポーランドのリュートの小品にもとづいて作曲されたという。前奏曲は舞台の幕開けを思わせる穏やかな音楽。いずれも素朴な和声とリズムを特徴とする2曲目以降の各曲は、それぞれの舞踏の性格を忠実に捉えている。

執筆者: 平野 貴俊

成立背景 : 平野 貴俊 (273 文字)

更新日:2015年4月27日
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《小組曲》が作曲される3年前、オーリックはバレエ・リュスのための音楽《うるさがた》を書き、その翌年と翌々年にもバレエ・リュスに音楽を提供した。このころ作曲され、その後ポピュラーになった2台ピアノのための作品《5つのバガテル》(1925)は、同じ年に書かれた劇音楽《猛獣使い》と《無口な女》にもとづいている。《小組曲》を作曲した当時、オーリックはすでに、バレエおよび劇音楽の作曲家として地位を築いていたのである。本作品は独立したピアノ曲であるが、古風な舞踏がそのインスピレーションの源となっていることは、そうした創作上の環境と無関係ではないだろう。

執筆者: 平野 貴俊

楽章等 (5)

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