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モーツァルト : メヌエット ハ長調 KV.6

Mozart, Wolfgang Amadeus : Menuet C-Dur KV.6

作品概要

楽曲ID: 69673
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:メヌエット
総演奏時間:0分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:楽譜によって左手が少し異なる。

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:基礎4 基礎5 応用1

楽譜情報:11件

解説 (1)

解説 : 熊本 陵平 (399 文字)

更新日:2025年7月21日
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ハ長調、二部形式である。

A[a(1から4小節)+b(5から8小節)]

B[c(9から12小節)+b1(13から16小節)]

主拍を欠いた2、3拍の四分音符にスラーがつく伴奏が特徴的である。

A楽節の構成は、まず冒頭2小節の旋律を2度上にゼクエンツとして反復して展開し、その後は4小節を1つのフレーズとして2つの八分音符をスラーで繋ぐモティーフを展開し、属調に部分転調して全終止する。

B楽節冒頭4小節はS楽節とは反対に今度は2小節ごとに下行していくゼクエンツである。13小節からの4小節は5小節からの4小節と似るが、例えば6小節の拍頭2つの八分音符は4度跳躍下行するのに対して14小節では3度上行している。その結果、旋律の動きがしゃっくりしたかのようなコミカルな動きとなっている。こうした変化も是非、モーツァルトやハイドンが表現していた音楽の冗談と絡めて考えてもらえると、より楽しく練習できるかもしれない。

執筆者: 熊本 陵平

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