タンスマン :4つのノクターン
Tansman, Alexandre:Quatre Nocturnes
解説 : 西原 昌樹 (502文字)
1952年3月、パリにて作曲。「イゴール・ストラヴィンスキーへ、1952年6月12日のために」との献辞は、オペラ・コミック座におけるストラヴィンスキーのオペラ「放蕩者のなりゆき」のパリ初演の日を指したもの。前年、ヴェネツィア(フェニーチェ座)での世界初演にてすでに成功を収めた演目とあって、パリでの評判も上々であった。ストラヴィンスキーと懇意であったタンスマンは、妻コレットと共にすでにフェニーチェ座での世界初演にも立ち合っていた(正装姿の夫妻のスナップ写真も残っている)。本作は1曲1ページずつの小曲で、いずれも内省的な楽想を持つ。半音階、複調、不協和音が多用され調性は一定しない。深みのある抑制的な音響により、神秘性、寂寥感、一抹のロマンティシズムを漂わせる。
第1曲 モデラート 4分の4拍子 調号なし
第2曲 モデラート 4分の3拍子 調号なし
第3曲 モデラート 4分の4拍子 調号なし
第4曲 レント 4分の4拍子 調号なし
モデラート
総演奏時間:2分00秒
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編曲0
総演奏時間:1分40秒
総演奏時間:2分20秒
レント
総演奏時間:1分10秒
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