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グルリット, コルネリウス : 24の調による練習曲 8. 高貴なワルツ Op.201 No.8 ロ短調

Gurlitt, Cornelius : 24 Melodische Etüden Valse Noble h-moll Op.201 No.8

作品概要

楽曲ID: 78774
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:1分05秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 熊本 陵平 (362 文字)

更新日:2025年7月21日
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ロ短調、二部形式である。

A[a(1から8小節)+a1(9から16小節)]

B[b(17から24小節)+a2(25から32小節)]

主題の特徴的なモティーフは、二分音符が四分休符をはさんで同音で繰り返され、次に大きく跳躍するもので、こうした旋律の動きがいかにも優雅でメランコリックな印象を与えてくれる。

楽節bでは平行調のニ長調に転調。より伸びやかなフレーズとなり動きが感じられる。25小節からは不完全カデンツとしてロ短調の属和音から主題が開始されて27から28小節で右手のオクターブや音域の広がりによって感情の高まりを感じさせ、👍その後静かに終結する。

執筆者: 熊本 陵平
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