デュボワ, ピエール・マックス : リトルネロとオーバード
Dubois, Pierre Max : Ritounelle et Aubade
作品概要
楽曲ID:86731
出版年:1967年
初出版社:Rideau Rouge
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:種々の作品
総演奏時間:4分00秒
著作権:保護期間中
出版年:1967年
初出版社:Rideau Rouge
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:種々の作品
総演奏時間:4分00秒
著作権:保護期間中
解説 (1)
解説 : 西原 昌樹
(516 文字)
更新日:2023年10月4日
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解説 : 西原 昌樹 (516 文字)
更新日:2023年10月4日
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リドー・ルージュ社(後にデュランが吸収)のピアノ曲集『6つの演奏会用ピアノ小品』(Six pièces de concert pour piano)所収。ピエール=マックス・デュボワのほかにはダマーズ(タランテラ、カリヨン)、ジャン・ギユー(ノクテュルヌ、アンプロンプチュ)の各作品が収載されている。デュボワの収載曲2点は共に軽いタッチの小品。各々独立しており、別々に弾いてもよい。「リトルネロ」はバロック音楽の一様式だが、ここでは「主題の反復する曲」ほどの意味。アレグレット、4分の2拍子、ハ長調。品のよいユーモアを帯びた主題を軸に自由に展開し、不意に主題に戻ることを繰り返す。移り気なムードとしゃれた転調で楽しませる。「オーバード」は日本語では一般に「朝の歌」と解されるが、その本質は、ラヴェルの「鏡」第4曲の例を引くまでもなく、訳あって夜どおし起きていた者が明け方に歌う歌である。間違っても早寝早起きをした者の音楽ではないので念のため。このオーバードは、スピーディで茶目っ気がある。ヴィーヴォ、8分の6拍子、ハ長調。どこか雑ぱくで開き直った感じがあり、やましさを取りつくろってでもいるかのよう。独特のおかしみを持った大人の曲。
執筆者:
西原 昌樹
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