デュボワ, ピエール・マックス : 複調の3つの練習曲
Dubois, Pierre Max : 3 Etudes Bitonales
作品概要
楽曲ID:88561
出版年:1978年
初出版社:Rideau Rouge
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:練習曲
総演奏時間:2分00秒
著作権:保護期間中
出版年:1978年
初出版社:Rideau Rouge
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:練習曲
総演奏時間:2分00秒
著作権:保護期間中
解説 (1)
解説 : 西原 昌樹
(507 文字)
更新日:2024年4月14日
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解説 : 西原 昌樹 (507 文字)
更新日:2024年4月14日
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デュボワは複調を好み、自作で頻繁に使用した。多調の大家ミヨーの弟子としては当然であるし、プロコフィエフやプーランクの影響が指摘されることもある。本作は「初心者(入門者)のピアニストための」(pour les Pianistes Débutants)とされ、両手それぞれにシンプルな動きで異なる調を弾かせるもの。各曲1ページずつの、3つの小曲よりなる。第1曲「アレグロ」(Allegro)4分の4拍子。第2曲「ワルツ」(Valse)4分の3拍子。第3曲「速い行進曲」(Marche rapide)4分の2拍子。いずれも響きは鋭い。音数は少なくバイエル程度だが、両手が非定型の組み合わせで動くうえ、初期の学習者の耳には聴き慣れない音も飛び出す。いきおい始めのうちはおっかなびっくり弾くこととなろう。作曲者(P. M. D.)の手描きのユーモラスなイラストをあしらった表紙からは「早い段階から不協和音を気軽に楽しんでほしい」という思いが伝わる。
執筆者:
西原 昌樹
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