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レイエ : 組曲 より 第2曲 クーラント ト短調

Loeillet, Jean Baptiste : Suite in G minor, Courante g-moll

作品概要

楽曲ID: 17363
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:クーラント
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2025:D級

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展1 発展2 発展3

楽譜情報:1件

解説 (1)

プロフィール (603 文字)

更新日:2025年7月21日
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大変テンションの高いクーラントです。調はg-moll→B-dur→d-moll→g-mollと転調していきます。その間に多くのハーモニックシークエンスが入ってきます。曲は前半と後半に分かれますが、奏者は、前半と後半それぞれ、どの辺りがピークポイントになるのかをまず知っておきましょう。そして、そこに向かってテンションを徐々に高めていくのですが、曲中に書かれているハーモニックシークエンスは、その多くは下行します。例えば、前半のピークポイントが、23小節目と仮定して、その前のハーモニックシークエンスを観ると、やはり下行しています。シークエンスは下行していても、クレシェンドをかけることは全く問題ありません。シークエンスの上行、下行にかかわらず、ピークポイントに向かって行く時には、テンションを下げずに進んでください。

曲は短調で、多少厳かな部分も感じられますが、決して重たくならず、ある程度の威厳を保ち、ある程度の楽天的な要素や、美しさがあっても良いと思います。調によってカラーを変え、表情を異ならせるようにして下さい。筆者であれば、g-molld-mollは強く、特にd-mollは強く、そしてB-durは優しくすると思います。

執筆者: /persons/4147

楽譜