ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第1集から) ジグ HWV 433

Händel, Georg Friedrich:Suite Jig HWV 433

作品概要

楽曲ID:30444
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:2分10秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (407文字)

更新日:2024年8月18日
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このジーグはカデンツの前の流れが決まっていて、その後で転調するように書かれています、例えば5小節目から下行形シークエンスが始まり、10小節目まで下行した後、今度はペダルポイント(バスが固定されている)を経て、上行形シークエンスとなり、13小節目でAs-durに転調します。

以上のパターンがシステム化されており、c-moll、f-mollに転調します。筆者の個人的な感覚にはなりますが、c-mollに転調したときにテンションがかなり上がる気がします。

これらの、下行形シークエンスとそのあとすぐに起こる、上行形シークエンスの強弱コントロールは恐らく、ディミヌエンド、クレシェンドできれいに行くと思います。

あとは、どの調にどれほどの音色と音量を与えるかを奏者が決定し、ドラマティックなジーグとして演奏してみてください。c-mollに転調して、ピカルディー終止で終わる(24小節目)など、テンションはとても高いジーグです。

執筆者: 大井 和郎
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