モーツァルト : ピアノ・ソナタ 第7番 第3楽章 K.309 K6.284b
Mozart, Wolfgang Amadeus : Sonate für Klavier Nr.7 Mov.3 Rondo-Allegretto grazioso
作品概要
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:6分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:発展1 発展2 発展3 発展4 発展5 展開1 展開2 展開3
楽譜情報:9件解説 (2)
解説 : 岡田 安樹浩
(201 文字)
更新日:2019年6月19日
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解説 : 岡田 安樹浩 (201 文字)
第3楽章 ハ長調 4分の2拍子 ロンド
単純な和声の分散和音に支えられた、軽快な主題によるロンド。しかし形式的には非常に自由であり、あたかも即興演奏の中から生み出されたようである。ロンド主題の回帰は、すぐに16分3連音符によるパッセージや、属音のトレモロを背景とするクープレ主題へと接続され、ロンド主題そのものよりも、むしろ即興的なパッセージの披露と、さまざまな動機の展開に主眼が置かれているようである。
演奏のヒント : 大井 和郎
(535 文字)
更新日:2025年7月21日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (535 文字)
稽留音や経過音が強拍の位置に書かれています。例えば1小節目、アーフタクトから、GFEDCと書かれていますが、Fが1拍目の表拍に書かれてあり、これは非和声音を強調したい作曲家の意図であり、優雅なアルペジオの伴奏の上で、少しだけ、おしゃれ、愛くるしい、ような表現と考えます。楽天的な楽章ですが、このように、アレグレットで心地よく進むテンポの中で、アクセント的な非和声音を感じ取って、上品ながらも、表現を豊かに弾きます。
58小節目からは32分音符のオクターブのトレモロが出てきますが、ここでも上品さを忘れず、硬く、乱暴にならないようにします。これだけ多くの32分音符を弾けば、自然にフォルテになりますので、むしろ右手の音量を抑え気味にして、左手は決して強いスタッカートではなく、柔らかい、ソフトな音量を出してください。
139〜141小節間のような部分も、乱暴になりがちですが、このような部分を弾くときも、とにかく、「上品」さを忘れないようにしますので、音量を控え、とにかく上品に、楽しく弾いて下さい。
楽譜
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