ハイドン :ソナタ 第50番 第3楽章 Hob.XVI:37 op.30-3

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.50  Mov.3 Finale: Presto ma non troppo

作品概要

楽曲ID:32228
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:3分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用5 応用6 応用7

楽譜情報:8件
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解説 (1)

解説 : 大井 和郎 (613文字)

更新日:2025年4月3日
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この第3楽章を演奏するにあたり、具体的に2つの注意点を守ってくださ

い。

1つ目:まずこの第3楽章は稽留音を含め、前の小節の音を次の小節に引き

ずることが多くあります。そうすると、同じ音が2回弾かれることになりま

す。例えば15小節間。右手のメロディーラインでは、小節の最後の音が次

の小節で繰り返されます。この2つの音を全く同じ音量、全く同じ長さ で

弾かないようにします。同じ音というのは耳障りに聞こえさせる原因となる

音ですので、細心の注意が必要になります。

アクセントが付くとしたら、1拍目の4分音符の方であり、2拍目裏拍の音は

弱く、可能な限りスタッカートで短く弾くようにします。特に、メロディー

ラインに3度や6度が加わった場所は注意します。2拍目は、2つの音の両方

とも短いスタッカートにして、指が鍵盤でジャンプして踊るように弾きま

す。

2つ目:稽留音(サスペンション)は非和声音であり、それが解決音に解決

されるのですから、解決音と非和声音の音量を同じにしないようにします。

例えば、2小節目、1拍目のメロディーDは稽留音=非和声音と仮定した場

合、2拍目のCisは、解決音です。ですので、解決音には力を入れないように

してください。

この2点を工夫してみて下さい。

執筆者: 大井 和郎