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モーツァルト, レオポルト : ヴォルフガングのための音楽帳 メヌエット ハ長調

Mozart, Leopold : Notenbuch für Wolfgang Menuet C-Dur

作品概要

楽曲ID: 48886
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:メヌエット
総演奏時間:0分40秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 熊本 陵平 (385 文字)

更新日:2025年7月21日
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主調はハ長調、二部形式である。

A[a(1から4小節)+b(5から12小節)]

B[c(13から16小節)+b1(17から24小節)]

冒頭4小節間は緩やかな上下行で半終止を形成、いかにもメヌエットのエレガントな雰囲気が感じられる。特徴的な動きは次の5から8小節で、それまでの和声の動きとは異なり2小節で1つも和音の間隔で動いている。このためこの4小節間は2小節ごとに動く大きなフレーズとして感じられる。9小節から別の動きになるが、これは5から8小節の流れが9小節以降の動きに展開してきたと捉えられるため、ここは大きく5から。12小節までをb楽節とした。

14小節からは後半楽節で、14、15小節にカンマが付いているがこれはブレスのように区切ることを想定しているのだと推察する。18小節からは、b楽節の変形である。各大楽節の後半に共通する特徴を持つことで統一感をもたらしている。

執筆者: 熊本 陵平

楽譜