ローゼンブラット :前奏曲とクワジ・オスティナート
Rosenblatt, Alexander:Prelude and Quasi-Ostinato
執筆者 : 加藤 麗子 (230文字)
原曲は1996年、オーケストラの為に作曲された。「プレリュード(前奏曲)」は少しジャジーでロマンティックなハーモニーを用いながらもプロコフィエフを意識した作風に、「オスティナート」は全体を通して不気味な雰囲気のリズムを一定に保つことを試みたという。バッハのフーガのように主題が繰り返しあらわれる。「クワジ」とは「~のように」、「オスティナート」は「ある一定の音型をたえず繰り返すこと」。ローゼンブラットはこの作品で、通常よりも更に不協和音を多用しているようだ。
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