一部形式
a(1から11小節)
a1(12から22小節)
a2(23kから33小節)
楽節自体は3つあるが、第2楽節第3楽節は共に冒頭11小節における主題の展開(基本的に繰り返し)であり、新たな要素を含む楽節としては認められない。このため1つの主題が繰り返される中で少し音形が変化したり音が加えられたと考え、一部形式とした。
冒頭2小節で必ずGong(鐘の鳴る音)と鐘が鳴らされる。それと対照的に3小節以降は高音域で四分音符の単音がスタッカートによりメロディを形成する。このように主題は対象的なモティーフを2つ内包している。
興味深いのは冒頭鐘の音がfとcの完全5度、続いて12から13小節ではdとaの完全5度、そして最後の楽節では23小節で下声部にfとc、上声部にdとaが同時に鳴らされることである。こうした2つの響きが同時になることでより鐘の音をリアルに表現している。