ブルクミュラー(ブルグミュラー) : ポーランドの主題による華麗な変奏曲
Burgmüller, Johann Friedrich Franz : Variations brillantes sur un thème Polonaise
作品概要
解説 (1)
解説 : 林川 崇
(366 文字)
更新日:2024年10月15日
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解説 : 林川 崇 (366 文字)
更新日:2024年10月15日
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ブルグミュラーがパリに来て間もない時期の作品と見てほぼ確実な変奏曲で、1833年にパリで出版された(よってブルグミュラーがパリに移住した年については1832年説と1834年説があるが前者の可能性が高いだろう)。
主題に使われたのはポーランドの愛国歌「5月3日のマズルカ」であり、ポーランドで5月3日といえば、1791年に議会により初めて憲法が採択された日である。
主題が愛国歌ということも意識されたのか、ブルグミュラーの変奏曲にはポロネーズ風の変奏や、同じくポーランドの民族舞曲であるクラコヴィアク風の変奏も登場する。
なお、ブルグミュラーの作品で「序奏とポーランドの主題による華麗な変奏曲」Op.12という曲の出版譜が確認できたが、この曲が「ポーランドの主題による華麗な変奏曲」の異版なのか別の曲なのかについては、今後の調査が待たれる。
執筆者:
林川 崇
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