
解説:齊藤 紀子 (339文字)
更新日:2008年9月1日
解説:齊藤 紀子 (339文字)
ドイツの作曲家。オルガニストとしても活動した。クラヴィーアのための組曲やトッカータは、後のJ.S.バッハの作品へとつながっていくものである。父親から音楽の手ほどきを受け、オルガニストのシュチアクレーダーに師事した。ウィーンの宮廷オルガニストを経て、ローマへ給費留学をし、フレスコバルディのもとで学んだ。帰国後は再びウィーンの宮廷オルガニストの座につき、創作活動も行った。フローベルガーのクラヴィーアのための組曲では、「アルマンド―ジグ―クーラント―サラバンド」の順に各曲が並べられているが、死後の出版の際にジグが組み曲の最後に配置されるようになった。トッカータはフレスコバルディのもとでの勉学の成果が最も現れており、それはとりわけ即興的な部分とフーガの部分との対比に顕著である。
執筆者:
齊藤 紀子
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作品(32)
ピアノ独奏曲 (2)
組曲 (30)
★ 種々の作品 ★ (2)
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