作品概要
解説 (1)
総説 : 上田 泰史
(277 文字)
更新日:2018年3月12日
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総説 : 上田 泰史 (277 文字)
更新日:2018年3月12日
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初版は1847年頃、ライプツィヒのペータース社から出版された。《自然の調和》は自然の風物を描いた9曲から成る曲集。初版では第9番までしか曲目一覧に記載がないので、第10曲〈ナイチンゲール〉は後に加えられ曲集を補完したと見られる。曲集は〈夜明け〉から始まり、第9曲〈夕暮れ〉、そして第10曲〈ナイチンゲール〉で終わることろからみても、曲集は一貫したコンセプトの下に着想されたことが分かる。各曲の冒頭には詩の一節が引用されている。全体として、歌唱的な旋律というよりは、ラコンブの作品を特徴づける無骨なまでの厳しさ、リズミックで反復的なモチーフが際立っている。
執筆者:
上田 泰史
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